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- 会長ごあいさつ
日本小児科学会
東京都地方会
会長 大石公彦
このたび、2026年度より昭和医科大学の水野克己先生の後任として、日本小児科学会東京都地方会会長を拝命いたしました、東京慈恵会医科大学小児科学講座の大石公彦です。歴史と伝統を有し、日本の小児医療を牽引してきた本地方会の会長という重責を担うこととなり、大変光栄に存じますとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
本地方会は、130年以上の歴史を背景に、約2000名の会員を擁する国内有数の分科会であり、東京都という医療資源の集約した地域において、診療・研究・教育の最前線を共有する重要な場として発展してまいりました。水野前会長のもと、運営基盤の安定化が図られたこの流れを継承し、引き続き持続可能で活力ある地方会運営に努めてまいります。
今後は、若い世代の小児科医、そして地域医療に携わる先生方にとって、日常診療に直結する学びの場であると同時に、専門や立場を越えた交流の場としての価値を一層高めていきたいと考えております。特に、医学生・初期研修医・後期研修医にとって初めての口頭発表の機会として積極的に活用していただき、その経験が次の論文発表や研究活動へとつながるよう、東京都全体での指導・支援体制を構築してまいります。また、東京都内の13大学、小児病院をはじめとする基幹病院、さらには幹事としてご尽力いただいている開業医の先生方との連携をより強固なものとし、組織としての結束を高めてまいります。
講話会の充実に加え、JPLS(Japan Pediatric Life Support:小児診療初期対応)の機会拡充にも取り組み、次世代を担う小児科医の育成に貢献していく所存です。さらに、日々の診療や教育・研究において優れた取り組みをされている若手医師や指導者を顕彰する機会を設けることで、努力が正当に評価され、次の挑戦へとつながる好循環を生み出したいと考えております。
少子化や働き方改革など、小児医療を取り巻く環境は大きく変化しておりますが、そのような時代だからこそ、本地方会が果たすべき役割はますます重要になっております。会員の皆様とともに、こどもたちとそのご家族のために、より良い小児医療の未来を築いていけるよう尽力してまいります。
今後とも、本地方会の活動に対し、会員の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年4月
東京慈恵会医科大学小児科学講座
大石公彦